
お疲れ様です!
大手インフラ業界総合職で、入社2年目から1年間採用担当をしていた社会人4年目のゆうゆうです。
こんな疑問はありませんか?
「インフラ業界の優良企業ってどこだろう?」
「志望する企業が優良企業かを調べる指標ってないかな?」
任せてください!
今回の記事を読めば、インフラ業界の優良企業がわかるだけでなく、自分自身であらゆる業界の優良企業を探せるようになります!
今回紹介するインフラ業界とは以下の業界のことです。
- 航空業界
- 鉄道業界
- 海運業界
- 電力・ガス業界
- 通信業界
インフラ業界についての詳細は「インフラ業界についての記事」でも解説しています。
ちなみに、今回の記事では以下のような読者を想定しています。
- インフラ業界希望の就活生 ← メイン
- インフラ業界への転職希望者
- インフラ業界への投資家
それでは説明していきます!!
はじめに

各業界のランキングに入る前に、優良企業の定義に必要な以下の3つの指標について簡単に説明させていただきます。
- 売上高
- 営業利益率
- 労働生産性
それぞれを簡単に説明すると、
- 売上高:企業が商品を売って稼いだ売上金額の総額
- 営業利益率:売上高内で営業利益が占める割合
- 労働生産性:社員一人当たりの営業利益
という意味です。

後ほど詳しく説明するので、今は雰囲気だけ覚えてくれれば大丈夫です!
なぜ【売上高】【営業利益率】【労働生産性】に着目するのか
そもそもなぜ売上高、営業利益率、労働生産性の指標に着目するのかというと、
これらの指標を使うと「優良企業かどうかがわかる」からです。
え?どういうこと?って思いますよね。
ちゃんと説明しますね!
それでは質問ですが、皆さんは優良企業ってなんだと思いますか?

優良企業の条件は何?
- 給料が高い企業?
- 年休消化率が高い企業?
- 離職率が低い企業?
など、たくさん思いつきますよね。
実は、これらの条件を満たす企業には大きな共通点があります。
それは「儲かっていること」です。
つまり、儲かっている企業は長期的にみて、「福利厚生が良い優良企業になりやすい」です。
なぜなら、儲かっている企業は稼ぐ能力に優れているため、稼いだお金を社員に還元する余裕があるからです。

逆にいうと、儲かっていない企業は社員に還元する余裕がありません。
なぜなら、ライバル企業との生存競争に忙しく、設備投資などの自社のパワーアップに利益を使う傾向にあるからです。

儲かっていない企業はボーナスを出すより、設備投資などを優先します。
また、「儲かっててもブラックな企業はあるんじゃないの?」っていう反対意見はあると思います。
しかし、割合という視点で考えると、儲かっている企業たちは儲かってない企業たちと比較すると、利益に余裕がある分、ブラック企業の割合は圧倒的に低いです。
また、儲かっている企業の定義を厳しくする(例えば、〇千億円以上の利益を◯年間出し続けているとか)ことで、ブラック企業に出会う確率は大幅に減らすことができます。

そのため、圧倒的に儲かっている企業を選ぶことは優良企業選びにつながります。
つまり、儲かっている企業は優良企業の必要条件なんです!
そして、儲かっている企業かを判断するために、「売上高」「営業利益率」「労働生産性」の3つを見ることをオススメします。
- 売上高
- 営業利益率
- 労働生産性
これらの指標について簡単に説明します。
売上高

売上高は企業が商品を売って稼いだ売上金額の総額を指します。
そのため、売上高が大きければ大きいほど、世の中から求められている商品を持つ企業ということになります。
ちなみに、日本トップ企業が所属する市場第一部・市場第二部・マザーズ・JASDAQ(約3,400社)の売上高上位30%企業は約3,000億円以上の売上高です。
そこで、この記事内では、かなり厳しめに3,000億円以上の売上高があれば儲かっている企業と定義させていただきます。
※売上高が低い企業を軽視しているわけではないことをご了承ください。

1つ目の指標は売上高3,000億円以上です!
営業利益率

営業利益率は営業利益から売上高で割った指標を表します。
営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高
営業利益は簡単にいうと売上高から商品の原価などを引いた利益のことです。
つまり、営業利益率はどのくらい効率的に利益を出したかを指します。
そして、本記事では営業利益率6%以上の企業を儲かっている企業と定義させていただきます。
なぜなら、営業利益率6%以上が営業利益率で上位30%の企業の成績だからです。

2つ目の指標は営業利益率6%以上です!
労働生産性

労働生産性は、社員一人当たりで営業利益を何円稼ぐかを表します。
労働生産性 = 営業利益 ÷ 社員数
※社員数にはグループ会社も含めています。
本記事では労働生産性(社員1人当たりの営業利益)が300万円以上ある企業を儲かっている企業と定義させていただきます。
なぜなら労働生産性が300万円以上ある企業が労働生産性の高い上位30%に含まれる企業だからです。

3つ目の指標は労働生産性300万円以上です!
優良企業の定義
以上の内容を踏まえて、この記事では以下3つの厳しい条件を全て満たす企業が儲かっている企業であり、「優良企業」と定義します。
以下、3つの条件を満たす企業
- 売上高:3,000億円以上
- 営業利益率:6%以上
- 労働生産性:300万円以上
各業界のランキングを説明した後に、この条件を満たす企業があれば併せて紹介していきます。
ぜひ紹介する企業については調べてみてください!
ちなみに今回は各企業の決算書からデータを集計し、ランキングを作成しています。


データをまとめるのにとても時間がかかりました!
それでは各業界のランキングを説明していきますね!!!
航空業界

空運を担うインフラ業界である「航空業界」。
そんな航空業界に属する企業は以下の企業です。
- ANA
- AIR DO
- ソラシドエア
- スカイマーク
- スターフライヤー
- JAL
- ピーチ・アビエーション
- ジェットスター・ジャパン
- 春秋航空日本
- ジップエア トーキョー
航空業界売上高ランキング
航空業界売上高ランキングトップ5は以下の通りです!
- ANA:1兆203億円
- JAL:6,827億円
- ピーチ・アビエーション:386億円
- スカイマーク:340億円
- ソラシドエア:261億円
航空業界営業利益率ランキング
航空業界営業利益率ランキングトップ5は以下の通りです!
- ANA:-16%
- ソラシドエア:-23%
- スターフライヤー:-30%
- JAL:-34%
- AIR DO:-74%
航空業界労働生産性ランキング
航空業界労働生産性ランキングトップ5は以下の通りです!
- ANA:-377万円
- JAL:-651万円
- ソラシドエア:-678万円
- スターフライヤー:784万円
- スカイマーク:-1,266万円
航空業界まとめ

航空業界に優良企業の条件を満たす企業はありませんでしたね。
航空業界はコロナ禍の影響により業績が悪化してるのがわかりますね。
コロナ前であれば、ANAもJALももちろん優良企業の条件を満たしていました。
コロナが落ち着いた頃には全く違う数字が出てくると思うので楽しみですね!!
航空業界については「航空業界についての記事」でも詳しく解説しています。
鉄道業界

鉄道を商品に陸運を担う「鉄道」業界。
鉄道業界に属する企業は以下の企業です。
- JR東日本
- JR東海
- JR西日本
- JR九州
- JR四国
- JR北海道
- JR貨物
- 東京メトロ
- 東急
- 東武鉄道
- 小田急電鉄
- 西武HD
- 京王電鉄
- 京浜急行電鉄
- 京成電鉄
- 相鉄HD
- 阪急阪神HD
- 近鉄グループHD
- 京阪HD
- 南海電気鉄道
- 名古屋鉄道
- 西日本鉄道
鉄道メインの「JR」と不動産メインの「私鉄」で収益構造が異なるのが一つの大きな特徴ですよね!
鉄道業界売上高ランキング
鉄道業界売上高ランキングトップ5は以下の通りです!
- JR東日本:1兆9,789億円
- JR西日本:1兆311億円
- JR東海:9,351億円
- 東急:8,791億円
- 阪急阪神HD:7,462億円
鉄道業界営業利益率ランキング
鉄道業界営業利益率ランキングトップ5は以下の通りです!
- 南海電気鉄道:6%
- 阪急阪神HD:5.2%
- 京阪HD:5.1%
- 東武鉄道:4.8%
- 東急:3.5%
鉄道業界労働生産性ランキング
鉄道業界労働生産性ランキングトップ5は以下の通りです!
- 京阪HD:192万円
- 阪急阪神HD:169万円
- 南海電気鉄道:133万円
- 東急:127万円
- 東武鉄道:121万円
鉄道業界まとめ

鉄道業界に優良企業の条件を満たす企業はありませんでしたね。
鉄道業界も航空業界と同様にコロナ禍により大きな影響を受けたことは数字から明らかですよね。
しかし、面白いのが黒字の企業がある点ですね。
JRに比べて、私鉄は鉄道業以外の不動産業や小売業が売上の中で多くを占めます。
そのため、移動客が減っても被害が最小限で済んだんですね。
鉄道業界もコロナ前は優良企業の3条件を満たす企業は多かったのですが、現状は見当たりませんね。。。
鉄道業界については「JRについての記事」「関東大手私鉄についての記事」「関西大手私鉄についての記事」「地方大手私鉄についての記事」でも詳しく解説しています。
海運業界

海上輸送で商品を運ぶ「海運」業界。
海運業界に所属する企業は以下の企業です。
- 日本郵船
- 商船三井
- 川崎汽船
- NSユナイテッド海運
- 共栄タンカー
- 飯野海運
- ENEOSオーシャン
- 明治海運
- 乾汽船
- 東京汽船
- 川崎近海汽船
海運業界売上高ランキング
海運業界売上高ランキングトップ5は以下の通りです!
- 日本郵船:2兆2,080億円
- 商船三井:1兆2,693億円
- 川崎汽船:7,569億円
- NSユナイテッド海運:1,959億円
- 飯野海運:1,041億円
海運業界営業利益率ランキング
海運業界営業利益率ランキングトップ5は以下の通りです!
- 乾汽船:35%
- NSユナイテッド海運:13%
- 日本郵船:11%
- 明治海運:9%
- 川崎近海汽船:7%
海運業界労働生産性ランキング
海運業界労働生産性ランキングトップ5は以下の通りです!
- 乾汽船:7,551万円
- NSユナイテッド海運:4,167万円
- 飯野海運:1,141万円
- 明治海運:680万円
- 日本郵船:386万円
海運業界まとめ

海運業界に優良企業の条件を満たす企業は1社ありましたね。
「営業利益率ランキング」と「労働生産性ランキング」を見てもらえばわかる通り、海運業界は優秀な企業が多いですね。
実は、海運業界は最も労働生産生が高い業界なので、この結果も納得です。
海運業界は大規模な設備(コンテナ船、タンカーなど)を少数で扱うのが特徴だからです。
優良企業の定義を満たす企業
海運業界の優良企業について紹介します!
海運業界で優良企業の定義を満たしたのは「日本郵船」です!
- 売上高:2兆2,807億円 ( > 3,000億円)
- 営業利益率:11% ( > 6%)
- 労働生産性:767万円 ( > 300万円)
日本郵船は、日本を代表する大手海運会社のひとつで、世界各地に拠点を持ち、グローバルな物流サービスを提供しています。同社は、船舶を保有する船主として、世界の海上輸送を支える大きな役割を果たしています。
日本郵船は、海上輸送だけでなく、陸上輸送や船舶メンテナンス、航空輸送、物流システムの構築など、多角的なサービスを提供しています。また、環境保全にも力を入れ、エコシップと呼ばれる環境に配慮した船舶を開発しています。
同社は、主に「ドライカーゴ」と「タンカー」の二つの輸送業務を行っており、ドライカーゴでは、コンテナ船を中心に、一般貨物や自動車、鉄鋼製品などの輸送を行っています。一方、タンカーでは、原油や化学物質、液化天然ガス(LNG)などの海上輸送を行っています。さらに、日本郵船は、これらの輸送業務に加え、船舶や貨物に関する情報提供サービスや、船舶保険、船舶賃貸業務なども行っています。
2020年度はコロナ禍が原因で日本郵船の経営成績は悪かったですが、2021年度は見事にV字回復しましたね。
他大手2社である「商船三井」「川崎汽船」が本調子になるのも近いでしょうね。
海運業界については「海運業界についての記事」でも詳しく解説しています。
電力・ガス業界

生活を支えるエネルギーを供給する「電力・ガス」業界。
電力・ガス業界に所属するのは以下の企業です。
- 東京電力HD
- 関西電力
- 中部電力
- JERA
- 東北電力
- 九州電力
- 東京ガス
- 大阪ガス
- 中国電力
- 北海道電力
- 四国電力
- 北陸電力
- 東邦ガス
- 西武ガスHD
- 沖縄電力
- 静岡ガス
- 北海道ガス
- 京葉瓦斯
- 広島ガス
- K&Oエナジーグループ
- 北陸ガス
電力・ガス業界売上高ランキング
電力・ガス業界売上高ランキングトップ5は以下の通りです!
- 東京電力HD:5兆3,099億円
- JERA:4兆4,352億円
- 関西電力:2兆8,518億円
- 中部電力:2兆7,051億円
- 東京ガス:2兆1,451億円
電力・ガス業界営業利益率ランキング
電力・ガス業界営業利益率ランキングトップ5は以下の通りです!
- 大阪ガス:5.9%
- K&Oエナジーグループ:5.9%
- 北海道ガス:5.5%
- 東京ガス:5.4%
- 広島ガス:4.1%
電力・ガス業界労働生産性ランキング
電力・ガス業界労働生産性ランキングトップ5は以下の通りです!
- JERA:3,401万円
- 東京ガス:699万円
- K&Oエナジーグループ:621万円
- 北海道ガス:477万円
- 大阪ガス:453万円
電力・ガス業界まとめ

電力・ガス業界に優良企業の定義を満たす企業はありませんでした。
電力・ガス業界は売上高・労働生産性が共に高い業界ですが、営業利益率が6%を越える企業はありませんでした。
そのため、本記事の優良企業の定義を満たす企業はありませんでした。
2020年度であればJERA・大阪ガス・北海道電力などが優良企業の定義を満たしていたのですが、営業利益が少し下がってましたね。
電力・ガス業界の業績が昨年度に比べて下がったのは原油価格の高騰です。
やはり、電力・ガス業界はエネルギーの影響を受けやすいのでしょうね。
電力・ガス業界については、「電力業界についての記事」「ガス業界についての記事」でも詳しく解説しています。
通信業界

携帯電話やパソコンを利用するためのネット回線を管理する「通信」業界。
通信業界に所属するのは以下の企業です。
- NTT東日本
- NTT西日本
- NTTデータ
- NTTドコモ
- NTTコミニュケーションズ
- KDDI
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- 沖縄セルラー電話
- UQコミュニケーションズ
- 中部テレコミュニケーション
- ソニーネットワークコミュニケーションズ
- オプテージ
- アルテリア・ネットワークス
- STNet
- エネルギア・コミュニケーションズ
- QTnet
ちなみに、NTT東日本、NTT西日本、NTTデータ、NTTドコモ、NTTコミニュケーションズはNTTグループの会社です。
また、ソフトバンクはソフトバンクグループの会社の一つ、楽天モバイルは楽天グループの会社の一つで、同じ企業でないことには注意してください!
通信業界売上高ランキング
通信業界売上高ランキングトップ5は以下の通りです!
- NTTドコモ:5兆8,702億円
- KDDI:5兆4,467億円
- ソフトバンク:2兆8,749億円
- NTTデータ:2兆5,519億円
- NTT東日本:1兆7,180億円
通信業界営業利益率ランキング
通信業界営業利益率ランキングトップ5は以下の通りです!
- 中部テレコミュニケーションズ:25%
- ソフトバンク:22.2%
- 沖縄セルラー電話:20.7%
- KDDI:19.4%
- NTTドコモ:18.3%
通信業界労働生産性ランキング
通信業界労働生産性ランキングトップ5は以下の通りです!
- UQコミュニケーションズ:36億937万円
- NTT西日本:1億56万円
- NTT東日本:5,486万円
- NTTドコモ:4,683万円
- 沖縄セルラー電話:3,964万円
通信業界まとめ

通信業界はどの指標を見ても数値が高いですね。
通信業界は他のインフラ業界に比べても、ライバル企業が少ないところが魅力ですよね。
なんと、優良企業の3条件に当てはまる企業が6企業も存在します。
優良企業の定義を満たす企業一覧
以下が通信業界における優良企業です。
- NTT西日本
- NTT東日本
- NTTドコモ
- KDDI
- ソフトバンク
- NTTコミュニケーションズ
それでは詳細な数字を紹介します。
NTT西日本
- 売上高:1兆5,135億円 ( > 3,000億円)
- 営業利益率:10.6% ( > 6%)
- 労働生産性:1億56万円 ( > 300万円)
NTT西日本は、日本テレコムの地域子会社のひとつで、西日本地域を中心に、固定電話、携帯電話、光ファイバー通信、インターネットなどの通信サービスを提供しています。同社は、グローバルな時代のニーズに応え、ICT技術を活用した多様なサービスを展開しています。
一方で、NTT西日本は、ICT技術の進化に伴い、ビジネスモデルの変化や市場環境の変化に直面しています。同社は、顧客ニーズに合わせた新しいサービスの開発や、AIやIoTなどの最新技術を活用したソリューションの提供など、新たな事業展開にも取り組んでいます。
NTT東日本
- 売上高:1兆7,180億円 ( > 3,000億円)
- 営業利益率:16.2% ( > 6%)
- 労働生産性:5,486万円 ( > 300万円)
NTT東日本は、日本テレコムの地域子会社のひとつで、東日本地域を中心に、固定電話、携帯電話、光ファイバー通信、インターネットなどの通信サービスを提供しています。同社は、グローバルな時代のニーズに応え、ICT技術を活用した多様なサービスを展開しています。
NTT東日本は、同じく日本テレコムの地域子会社であるNTT西日本と比較すると、通信サービスの提供エリアが異なることが挙げられます。NTT東日本は、主に東京や関東地方を中心としたエリアでサービスを提供しています。また、NTT東日本は、大規模な災害が発生した際に、災害用伝言ダイヤルや防災情報提供サービスなど、災害時の情報伝達にも取り組んでいます。
NTTドコモ
- 売上高:5兆8,702億円 ( > 3,000億円)
- 営業利益率:18.3% ( > 6%)
- 労働生産性:4,683万円 ( > 300万円)
NTTドコモは、日本を代表する大手携帯電話会社のひとつで、世界最先端の携帯通信技術を導入し、モバイル社会の発展を牽引しています。同社は、固定電話、インターネット、スマートフォン、IoTなどのサービスを提供し、ユーザーに豊かなコミュニケーションを提供しています。
一方で、NTTドコモは、激しい競争環境に直面しており、新たなビジネスモデルの構築や、顧客ニーズに合わせたサービスの提供など、事業の拡大や多角化にも取り組んでいます。また、5Gの普及に向けて、基地局の整備やエッジコンピューティングの活用など、技術的な進化にも注力しています。
KDDI
- 売上高:5兆4,467億円 ( > 3,000億円)
- 営業利益率:19.4% ( > 6%)
- 労働生産性:2,241万円 ( > 300万円)
KDDIは、日本を代表する大手携帯電話会社のひとつで、世界最先端の通信技術を導入し、顧客に高品質な通信サービスを提供しています。同社は、固定電話、携帯電話、インターネット、クラウドサービスなどのサービスを提供し、幅広いユーザー層に対応しています。
NTTドコモとの違いについては、KDDIは、光回線サービスやクラウドサービスなど、NTTドコモが提供していないサービスも展開している点が挙げられます。また、NTTドコモが、携帯電話事業に特化しているのに対して、KDDIは、固定電話やインターネット、クラウドサービスなど、幅広い分野に事業を展開している点も異なります。
ソフトバンク
- 売上高:2兆8,749億円 ( > 3,000億円)
- 営業利益率:22.4% ( > 6%)
- 労働生産性:1,087万円 ( > 300万円)
ソフトバンクは、日本を代表する大手通信会社のひとつで、携帯電話、固定電話、インターネット、ロボット、金融など、多岐にわたる事業を展開しています。同社は、次世代の通信インフラやテクノロジーを活用した新しいサービスの開発に注力しています。
一方で、ソフトバンクは、新たなビジネスモデルの構築や、AIやIoTなどの最新技術を活用したソリューションの提供など、事業の拡大や多角化にも取り組んでいます。同社は、AIを活用した金融サービスや、IoTを活用したスマートシティの実現など、社会的に貢献する取り組みにも注力しています。
また、ソフトバンクは、スポーツにも力を入れており、野球チームのソフトバンクホークス含め、多くのスポーツチームに出資しています。同社は、スポーツを通じた地域活性化や、若者の健康増進にも貢献しています。
NTTコミニュケーションズ
- 売上高:6,724億円 ( > 3,000億円)
- 営業利益率:18.1% ( > 6%)
- 労働生産性:1,049万円 ( > 300万円)
NTTコミュニケーションズは、日本を代表する大手通信会社のひとつで、グローバルに展開する企業のICT化を支援する事業を展開しています。同社は、クラウドサービス、ネットワークサービス、セキュリティサービスなどのICTソリューションを提供し、顧客企業の業務効率化やグローバル展開の支援を行っています。
NTTコミュニケーションズの事業として例えば、同社の「エンタープライズクラウド」は、グローバルに展開する企業の情報システム基盤をクラウド上に構築し、企業の業務効率化やグローバル展開を支援するサービスです。このサービスには、データセンターやネットワークの提供、アプリケーションの提供、運用保守、セキュリティ対策などが含まれており、顧客企業の多様なニーズに対応することができます。
通信業界に関しては「通信業界についての記事」でも詳しく解説しています。
まとめ

今回の記事では優良企業は儲かっている企業だと説明し、儲かっている企業の条件として以下の3つを定義し、各企業のランキングを行いました。
- 売上高:3,000億円以上
- 営業利益率:6%以上
- 労働生産性:300万円以上
そして、それらの条件を満たす企業は以下の企業たちでした。
- 日本郵船
- NTT東日本
- NTT西日本
- NTTドコモ
- KDDI
- ソフトバンク
- NTTコミニュケーションズ
インフラ業界を目指す就活生は上の企業たちもぜひチェックして欲しいですし、面接やES作成前にしっかりと準備をして欲しいです。
面接・ES対策は「SDGsの対策記事」「【今からでも間に合う】プログラミングを使った「ガクチカ」「強み」の作り方記事」でも解説しています!
また、コロナが落ち着いたら、航空業界、鉄道業界の企業も優良企業の条件に当てはまるようになってくると思います。
そして、ぜひ今回紹介した「売上高」「営業利益率」「労働生産性」の評価方法を他の業界などにも応用してみてください。
ちなみに、今回の指標を◯年間達成し続けている企業などの視点で分析すると、より強い企業を見つけることができますよ!
また、今回のような手法をするために必要な業界の絞り方については「業界地図を使った業界の絞り方解説記事」でも詳しく説明しています。
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