お疲れ様です!
インフラ業界総合職で現在入社5年目のゆうゆうと申します!
就活生から以下のような相談をよく受けます。
- 気になるニュースを聞かれたときに、SDGsを勉強してることをアピールしたい
- ジェンダー平等問題について興味があるけどよく分からない
面接の場でSDGsについての質問が増えてきていることをよく耳にします。
大切な就活の場でSDGsの質問が来ることにずっと怯えるのは嫌ですよね。
でも、大丈夫です。
今回の記事を読んでいただければ、面接の場でSDGsに関する質問に対して、面接官の心を鷲掴みにできる回答ができるようになります。
今回の記事ではSDGsにおける目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に焦点を当てて解説していきます。
特に、面接の場で回答できるようにするだけでなく、「ジェンダー平等問題」の課題、背景、解決方法などの根本的な話を理解できるように説明しますので、最後までついてきてくれたら嬉しいです。
今回説明するのは以下の内容です。
- そもそもSDGsとは
- ジェンダー平等とは
- ジェンダー平等を達成するために
- 面接での答え方
今回の記事で想定しているのは以下のような読者です。
- インフラ業界を目指す就活生 ← メイン
- SDGs・ジェンダー平等について知りたい人
- インフラ業界へ転職を考えてる人
- インフラ業界への投資を考えてる人
それでは説明していきます。
そもそもSDGsとは
SDGsの背景
SDGsとは「持続可能な開発目標」という意味です。
※SDGs = Sustainable Development Goals
SDGsは2015年に国連サミットで決まった、国連に加盟している193カ国が2030年までに達成を目指す国際目標のことです!
具体的にいうと、地球には貧困、気候変動、差別など多くの課題があります。
このような1つの国では解決できない世界全体の問題に対して「誰一人取り残させない」という共通理念の下でSDGsは生まれました。
17の目標と169のターゲット
SDGsには「17の目標」とより目標を詳細に分解した「169のターゲット」が設定されてます!
今回の記事で説明するのは、SDGs目標5.「ジェンダー平等を実現しよう」です。
女性向けの教育に投資することには(男性に投資する以上に)、貧困削減、子供の健康などさまざまな問題を解決するポテンシャルがあります。
例えば、子供の生存率が伸びる最も大きな要因が「母親の読み書き」であり、生存率上昇の半分以上を占めるという調査結果もあります。
そのため、目標5では健全な社会実現のために女性の能力強化を目標にしてます。
SDGsには17の目標に対して、具体的な169の「ターゲット」、つまり小さい目標が設定されてます。
例えば今回の記事で説明する「5.ジェンダー平等を実現しよう」のターゲットは以下のような内容です。
- 5.1 あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する
- 5.2 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性及び女児に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する
- 5.3 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚及び女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する
- 5.4 公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する
- 5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する
SDGsについては「SDGsの面接対策についての記事」でも解説しています。
ジェンダー平等とは
ジェンダーとは
皆さんはそもそもジェンダーという単語の意味を知っていますか?
ジェンダーの意味は無意識に決めつけている男性や女性の違いのことを言います。
具体的にいうと、「男の子だから泣いてはいけない」や「女の子だから一歩引かなければならない」のような勝手なイメージのことです。
ジェンダー平等の意味
ジェンダー平等とは、男女が同じ権利や機会を持つことを目指す社会的な価値観です。
たとえば、男女が同じ職場で同じ仕事をして同じ報酬を得ることや、男性が育児や家事に積極的に参加することが挙げられます。
ジェンダー平等は、社会における男女の役割分担の見直しや、性差に基づく偏見や差別の解消など、様々な取り組みが求められています。
ジェンダー平等についての問題点は女性の権利が男性に比べて少ないことを意味します。
ジェンダー平等の現状
現状、ジェンダー平等は世界的に見ても達成できていませんし、特に日本は先進国の中でもダントツに遅れています。
男女の格差を比較する「ジェンダーギャップ指数」という指標では日本は156カ国中120位という非常に不名誉な順位を取っています。
以下に世界と日本のジェンダー平等についての課題の具体例を共有します。
- 世界195ヵ国のうち女性が元首を務める国は17ヵ国
- 世界の議員のうち20%が女性議員、日本は13%
- 世界の社長のうち女性は4%、上級執行委員は14%、日本は実行委員は1.1%、会長は0(先進国最低)
- 世界では女性の賃金は男性と比較して16%低い、日本では29%
ここから分かることはジェンダー平等は先進国だから進んでるわけではなく、
ジェンダー平等が全世界的な問題であることです!
ジェンダー平等の目的
以下の二つの側面から女性の権利を増やすことは大きなメリットがあり、絶対に達成すべきことです!
- 経済面
- 幸福面
経済面
過去の研究で女性所得創出活動の改善に投資すれば、1ドルあたり7ドルが戻ってくるというデータがあります。
投資額に対して還元率が700%の投資があったら誰もがしたがりますよね。
経済の側面だけを見ても女性の社会進出には大きな魅力があります。
また、女性を正しく評価する企業のようなESGに力を入れている企業は投資家からお金を集めやすいという特徴があります。
ESGとは環境(environment)、社会(social)、ガバナンス(governance)の頭文字を取ったもので、企業経営において必要な3つの観点として考えられています。
そして、投資家の間でこのESGに力を入れて入れている企業に投資をするESG投資という考え方が世界的に広まっています。
なぜなら、このESGに力を入れる企業は長期的な視点で見ると経営成績が高いことが認知されているからです。
そして、ジェンダー平等はESGのS部分である「社会」に関わる問題です。
そのため、女性を正しく評価できる企業は長期的に見ると経営成績が高く、投資が集まりやすいのです。
ESGについては「ESGについての記事」でも詳しく解説しています。
幸福面
多くの文献で両親がともに仕事を持つことは子供にとっても、親にとっても、結婚生活にとってもメリットが大きいことを示しています。
家計と育児の責任をパートナーと半分ずつ分担すれば、母親の罪悪感は薄れ、父親はより家庭経営に参加するようになり、子供は強く成長します。
そして、複数の役割をこなす女性の方が悩みは少なく精神的に幸せなことは多くのデータから裏付けられています。
ジェンダー平等を達成するために
ここからは僕個人の意見ですが男性側がジェンダー平等に対する課題を理解することが最も大切な解決策だと考えています。
個人的に特に理解するべきなのは「女性の思考パターンを理解する」ことだと思っています。
女性の思考パターンを理解する
女性は男性に比べて障害物に対して恐れやすいという特徴があります。
障害物とは「実力以上のことを引き受けること」や「社会的成功により注目を浴びること」などのことを指します。
というのも、例えば社会的成功は男性であれば賞賛されますが、女性であれば損をすることが多かったりします。
そのため、女性は自己防衛のために自身の能力を疑問視して、自分の成果を控えめに評価してしまいます。
さらに、無意識のうちに自分の実力にブレーキをかけることも多くの研究からわかっています。
このように女性の能力が十分に発揮されてないのは、世の中にとっての損失でしかないですよね。。。
面接での答え方
面接前の準備
検索サイトで
「”企業名” SDGs ダイバーシティ (+ニュース)」と検索してみてください!
※ダイバーシティとは「多様性」、つまり多様な人材の登用の意味です。
例えば、「日本郵船 SDGs ダイバーシティ」と調べてみてください。
そうすると、日本郵船のダイバーシティページに入れると思います。
ページ内には日本郵船のダイバーシティへの取り組みとして【女性活躍のための取り組み】の「船チャイルドケア丸の内保育室」などが紹介されていたので面接での回答例を紹介します!
本番での回答例
気になるニュースの答え方
面接前に覚えた内容を説明しましょう。
面接官から「気になるニュースはありますか?」と聞かれたら以下のように答えてみてください!
〜面接での回答〜
あなた「御社のニュースなのですがダイバーシティの取り組みについての記事です。私はSDGsに興味があり、特にジェンダー平等に強い関心があります。そのため、御社の『郵船チャイルドケア丸の内保育室』の記事が特に気になりました!」と。
このように詳細に言わなくても具体名を出すだけでも面接官の好感度は急上昇します!!
なぜなら、このように答えるだけで「自社への志望度が高いこと」と「世の中のトレンドに関心が高いこと」が伝わるからです。
逆質問
逆質問の際にSDGsについて答えるのも有効だと思いますよ。
面接官から「逆に質問はありますか?」と聞かれたら以下のように答えてみてください。
〜面接での回答〜
あなた「御社のダイバーシティの取り組みについて教えてください。私はSDGsに興味があり、特にジェンダー平等に強い関心があります。
そのため、御社の『郵船チャイルドケア丸の内保育室』がどのような背景から始めようと考えたのかを教えていただけないでしょうか?」と。
このような質問をすれば「自社への志望度の高いこと」と「世の中のトレンドに関心が高いこと」が伝わります。
以下の記事は過去に「気になるニュースの答え方」について説明した記事なので興味があれば読んで下さい。
また、企業の取り組みを調べる方法としてホームページを探すこと以外に企業イベントに参加することがオススメです。
企業イベントについては「インターンシップに行くべき理由についての記事」「OB・OG訪問に行くべき理由ついての記事」「会社説明会に行くべき理由についての記事」でも詳しく解説しています!
まとめ
今回の記事では面接の場でSDGsに関する質問の対策として「ジェンダー平等」についての課題と回答方法について以下の項目で説明してきました。
- そもそもSDGsとは
- ジェンダー平等とは
- ジェンダー平等を達成するために
- 面接での答え方
面接が上手く行くための手段であっても、SDGsの課題について勉強することは素晴らしいことです。
特にジェンダー平等についての課題は日本は世界の中で圧倒的に出遅れています。
逆にいうと、ジェンダー平等の達成には大きなポテンシャルがあることがわかりますよね。
これらを今回の記事を読んで理解してくれるだけでもとても嬉しいです。
ぜひ今回説明した内容を真似して企業分析を行ってみてください!!
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