お疲れ様です!
インフラ業界総合職で現在入社5年目のゆうゆうと申します!
「気になる企業がクラウドに取り組んでるけど、クラウドって何?」
「クラウドを使うメリットって何かあるの?」
と、思っていませんか?
この記事を読んでいただければ、「クラウド」が非常に効率的な技術であることを理解できるだけでなく、
クラウドがSDGsなどの課題を解決するポテンシャルを持ってることを理解できます!
今回説明するのは以下の内容です。
- クラウドとは
- クラウドとSDGsの関係
- 面接での答え方
また、今回の記事では以下のような読者を想定しています!
- インフラ業界を目指す就活生 ← メイン
- インフラ業界に転職したい人 ← メイン
- クラウドについて詳しくなりたい人
- SDGsについて詳しくなりたい人
それでは説明していきます!
クラウドとは
そもそもクラウドとは何か
あなたはクラウドについて知っていますか?
クラウドとは「クラウドコンピューティング」のことを指します!
クラウドとは本来であれば自分のパソコンで行う処理を、クラウド企業(他社)のコンピューターで処理するサービスを指します!
つまり、クラウドを利用するということは自分のデータなどをレンタルした他人のコンピュータ上で動かすことを言うんです。
そして、クラウドはクラウド企業に必要な時に必要な量だけコンピューター能力を借りることのできるコストパフォーマンスの高いサービスです。
ちなみに、クラウドには毎月ここまで使い放題的な定額制(サブスクリプション)プランと、使った量に比例して使用料が変化する従量課金制プランがあります。
例えば、定額制プランであれば繁忙期だけコンピューター能力を多く使う契約に変更できます。
ちなみに、クラウドとはクラウド企業のコンピューター設備を借りるサービスなので、クラウド企業は超とんでもなく大きい設備を持っています。
国内にあるクラウドのための設備は2019年の調査で東京ドーム47個分と言われており、想像もできない数字であることがわかります。
そして、この他人から借りるクラウドというサービスが個人的にも世界的にも多くのメリットを生むサービスなんです。
メリットについては次から説明しますね!
余談ですが、クラウドって日本語で言うと「雲」ですよね。
クラウドコンピューティングを表すときに、雲の絵でよく表されるから、クラウドという名前になったとか、そうでないとか。
クラウド企業は有名どころでいうと、以下のような企業があります!
- Amazon
- マイクロソフト
- NTTコミュニケーションズ
- KDDI
- ソフトバンク
- 富士通
- NEC
などですね。
クラウドのメリット
クラウドのメリットは簡単に言うとコスト削減です!!
クラウドのコスト削減メリットは以下の3つがあります!
- 設備導入費用の削減
- メンテナンス費用の削減
- 所有による損失の削減
簡単に説明していきます。
設備導入費用の削減
大きな企業などの使うコンピューターたちが扱うデータ量が膨大であることは想像できますよね。
それらの膨大なデータ量を処理するための設備も大きくなることも理解できますよね。
ここで考えて欲しいんですが、あなたが経営者ならばコンピューターを処理するための設備のためだけに大きな土地を所有したいですか?
僕なら絶対に嫌です。
だって、土地が手に入ったら、自分の商品を作るための設備などに活用したいですし。
また、コンピューターを処理するだけの設備といっても、非常に大きな設備ですので、とても高額になります。
企業の場合は、セキュリティやバックアップなどにもお金をかけなければならないため、非常にオーバースペックな設備を購入することになりがちです。
しかも、システムの構築に結構時間がかかります。
そのため、最初から設備導入をしないクラウドは経営を始める際にハードルを下げる助けになりますよね。
また、今回のコロナ禍によってクラウド業界は非常に景気が良くなっています。
なぜなら、テレワークやオンライン会議が進んだことにより、通信設備の需要が増し、企業のクラウド導入が進んだからです。
今まではコンピューターを処理するための設備を自前で持つんだ!と考えていた企業がコロナ禍をきっかけにクラウドの契約を進めました。
それこそ驚いたのは、NECのような日本企業の中でも通信関係に強い企業がAmazonのクラウドサービスAWSと契約したりしたことですよね。
大手からしてもクラウドサービスはメリットのあることなんだなと強く感じた瞬間でした。
メンテナンス費用の削減
コンピューターを処理するだけの設備を自前で持たなければメンテナンスをする必要はないです。
これは非常に大きなメリットです。
なぜなら、メンテナンスをするための技術力を持ち続けなくても良くなるからです。
設備のメンテナンスは非常に知識が入ります。
そして、自分の企業が通信設備に長けている企業でなければ、知識ゼロの状態からそれらのメンテナンス技術を築き上げなければなりません。
しかも、大企業あるあるなんですが、部署や事業所ごとに設備を保有しているため、複数箇所にメンテナンスに行かなければならず、無駄が多いです。
クラウドを用いれば、これらのストレスから解放されます。
なぜなら、メンテナンスするための設備はクラウド企業が持っており、メンテナンス自体もクラウド企業が行うからです。
そして、クラウド企業が行うメンテナンスはもちろん一流です。
もしも、自前で設備を持つことになり、メンテナンスをすることになった場合、クラウド企業と同じレベルの技術者を養成し、維持し続けるのがどれだけ困難か想像できると思います!
そのため、クラウドがメンテナンスの面でも大きなメリットがあるのがわかると思います。
所有による損失の削減
自前の建物などは徐々に価値が下がっていきますよね。
この価値が下がっていくための計算を減価償却と言います。
クラウドを利用するということは自前の設備を持たないということです。
つまり、減価償却などの価値が下がることへの課題認識を持たなくても良いんです。
クラウドとSDGsの関係
SDGsとは
SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
SDGsと書いて、「エス・ディー・ジー・ズ」と読みます!
SDGsは簡単にいうと世界全体で取り組むべき2030年までに達成したい17の目標を指します。
SDGsに関しては、「SDGsについての面接対策記事」でも詳しく解説しています。
クラウドに関わるSDGs
SDGsには17の目標があります。
その中で、特にクラウドと関わるのは以下の2つです!
- 目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 目標13.気候変動に具体的な対策を
クラウドの思想は必要な時に必要なだけのコンピューターシステムを提供することです。
つまり、無駄がなくなるんです。
仕事をする上で、たくさんコンピューターの力が欲しい時とそうでない時があります。
例えば、コロナ禍だけオンライン会議やテレワークを推進したいので、自社のコンピューターシステムの性能を上げたいとかです。
しかし、自社で設備を所有していたら、常に一定の維持費用がかかります。
クラウドを利用すれば、必要な時にだけシステムを拡張できるので、無駄な電気を使う必要がなく、環境に良いんです。
ちなみに、Amazonの調査ではクラウド移行により約72%のエネルギー消費量が削減できるという結果が出てるそうです。
また、クラウド企業がクラウド自体にかかる電力を再生可能エネルギーにしようという試みが非常に盛んです。
例えば、最強のクラウド企業Amazonは2025年までに再生可能エネルギーによる発電に全て切り替えることを宣言しています。
Amazonのクラウド部門AWSだけでの売上高は約6兆3,000億円です。
これは日本最強の電力会社HDの売上高が5兆3,000億円であることを考えると影響力が非常に大きいことがわかりますよね。
コンピューター設備の維持には非常に大きな電力がかかります。
そもそもコンピューターを稼働させるのに電力を消費しますし、さらにそのコンピューターが発する熱を冷やすための空調設備にも電力を消費します。
そのため、クラウド企業が利用している電力を火力発電からではなく、どのように再生可能エネルギーに変えていくのかに今まで以上に期待が高まってます。
再生可能エネルギーの取り組みについては「カーボンニュートラルについての面接対策記事」でも詳しく解説しています。
余談ですが、仮想通貨ビットコインの計算に使われるコンピューターの電力消費量は全世界の太陽光発電で入手できる発電量以上と言われています。
コンピューターの処理には多くの電力が必要なことが分かりますよね。
SDGsとクラウドの関係性
今までの話をまとめると、SDGsとクラウドには以下の関係があります。
- クラウド利用は無駄なエネルギー使用がなくなる
- クラウド企業が再生可能エネルギーの利用を進めている
つまり、単純にクラウド利用に変えるだけでSDGs目標の達成に近づきますし、クラウド企業が使用電力を再生可能エネルギーに変えることのような努力によって、なおさら目標に近づくということです。
将来は明るいですね。
面接での答え方
NTTコミュニケーションズ
NTTグループのクラウド担当NTTコミュニケーションズについて説明します。
NTTコミュニケーションズは2022年4月から「環境価値」を提供かつ情報を公開するサービスを始めました。
サービスの内容としては、クラウドを利用するお客さん自身が、クラウドのコンピューターを動かす電気を選べ、二酸化炭素の排出状況などの情報をもらえるというものです。
つまり、再生可能エネルギーを利用した電気を利用することを選択すれば、二酸化炭素の排出をゼロにでき、クラウドを利用することでSDGsに貢献できるんです。
NTTコミュニケーションズなどのNTTグループについては「NTTグループについての業界研究記事」「インフラ業界優良企業ランキング記事」でも詳しく解説しています!
ちなみに、これらの情報は企業のホームページや企業のイベントで手に入れることができます。
企業のイベントに関しては、「インターンシップについての解説記事」「OB・OG訪問についての解説記事」「会社説明会についての解説記事」でも詳しく解説しています。
面接での回答例
それではあなたが「NTTコミュニケーションズ」を受けるとして面接の回答例を説明しますね!
面接官「あなたの考えるNTTコミュニケーションズの強みについて教えてください」
あなた「私の考える御社の強みの一つはお客様のニーズを汲み取る力です。
御社のクラウド利用サービスで使用電気の発電方法を選べかつ二酸化炭素等の排出状況を視覚化するサービスがありますよね。
クラウドを利用するお客様は費用を抑えたいと考えてるお客様です。
そして、現在多くの企業はSDGsを意識した取り組みを行いたいが、SDGsに回す投資費用がなくて苦労しています。
御社のサービスはそんなお客様のニーズを汲み取り、クラウド利用と同時にSDGsに貢献できるサービスとなっております。
このサービスは御社の”お客様のニーズを汲み取る力”という強みがあるからこそできるサービスではないかと考えています。」
解説
このように答えると面接官からは
- 自社について勉強していること
- SDGs等の時事ネタに詳しいこと
が分かり、評価が上がりますよ!
ぜひ志望企業の分析を進めて面接にのぞんでくださいね!
まとめ
今回の記事では、SDGs7(エネルギー)・13(気候変動)目標達成のための対策「クラウド」について解説してきました。
特に、就活生のために企業の具体的な取り組みや面接での答え方を意識して説明させていただきました。
今回、説明したのは以下の内容でした。
- クラウドとは
- クラウドとSDGsの関係
- 面接での答え方
クラウドは新しいイノベーションの一つです。
そして、クラウドはSDGs等の課題を解決するポテンシャルを持ち、コロナ禍で大きく広まったという特徴も持っています。
これからの時代はクラウドと上手に付き合える企業が勝ち残ります。
ぜひ、今回の記事をきっかけに興味を持ってみてください。
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両方とも非常に有名かつ実績のあるサービスなので、少なくともどちらか一つは登録することをオススメします!
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