お疲れ様です!
インフラ業界総合職で現在入社5年目のゆうゆうと申します!
「DXってよく聞くけど、どういうこと?面接前に勉強するべきなの?」
「SDGsとDXって関係あるの?企業ってどんな取り組みしてるの?」
って思っていませんか?
就活をする上で、志望企業が何のDX技術に投資をしているのかを知り、面接の場でそれらの技術に挑戦したいことを語れることは非常に重要です。
なぜなら、投資とは将来利益を回収するものであり、採用側からすると「私こそが投資を回収するプレーヤーになります」と言ってもらえると非常に嬉しいし、熱意を感じ採用したくなるからです。
今回の記事を読んでいただければ、DXとは何か、DXに向けてインフラ企業がどのような取り組みを行なっているのか理解ができ、就活を有利に進めることができます。
今回説明するのは以下の内容です。
- DXとは何か
- インフラ業界のDXに対する取り組み
また、この記事は以下のような読者を対象としています。
- インフラ業界志望の就活生 ← メイン
- インフラ業界への転職希望者 ← メイン
- DXについて学びたい人
- インフラ業界に投資を考えてる人
それでは説明していきます。
DXとは何か
DXの概要
あなたはDXって聞いたことありますか?
DXの読み方は「デジタル・トランスフォーメーション」です。
「ディー・エックス」ではありません。笑
DXとは簡単にいうと「新たなデジタル技術を利用して、新しい仕事を作ること、また今ある仕事を改変すること」を言います!
デジタル技術って何を指すと思いますか?
一例を挙げるとすると「スマートフォン」です。
スマートフォンは多くの新しい仕事を作りました。
例えば、アプリ開発やスマホケースの作成などがありますよね。
また、スマートフォンは多くの仕事を改変しました。
例えば、支払が現金からQRコード決済でできるようになったり、ウェイトレスがスマートフォンで注文を取ったりできるようになりましたよね。
他にもデジタル技術には、クラウド、AI、VR、3Dプリンタ、ドローンなど多くのものがあります。
なぜDXを意識する必要があるのか
僕たちはこのDXを意識して仕事をする必要があります。
それなぜだと思いますか?
結論からいうと、DXに対応しないとデジタル競争の敗者になってしまうからです。
今世の中の多くの業界はデジタル技術によって生まれた企業と競争を行なっています。
例えば、Amazonです。
AmazonはオンラインストアやAWSを用いて、本屋、百貨店、ITインフラなど多くの業界から顧客を獲得しました。
Amazon、Apple、UberのようなDXに対応している企業の共通点は、「他の企業の商品を利用して商売をしている」ことです。
だからこそ、メーカーの生産力のような上限がないため、すごい成長ができるんです。
しかし、逆にいうと、自分の企業もDXに対応できれば、大きな成長が見込めるんです。
つまり、就活においては、DXを意識した戦略を意識できている企業なのかを見極めることが大切なんです。
SDGsとDXの関係性
SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を略した単語です。
SDGsと書いて、「エス・ディー・ジー・ズ」と読みます。
SDGsは簡単にいうと世界規模の課題に対して、みんなで取り組むという内容です。
SDGsについては「SDGsについての面接対策記事」でも詳しく解説してます!
そして、実はSDGsとDXは非常に相性が良いのです。
SDGsの課題は技術的に困難なものも多いです。
そして、それらの課題にはデジタル技術を用いれば解決できるものも多くあります。
例えば、SDGs11 住み続けられるまちづくりを、に関してはデジタルを用いた新たな概念「MaaS」が解決方法になります!
MaaS(マース)はMobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)を略した言葉です。
MaaSとは簡単にいうと、スマホアプリ一つで複数の交通サービスのルート検索、予約、決済までの全てができるサービスです。
このMaaSが広まれば車を持っていない高齢者などに快適な移動が提供できるのではないかと期待されています。
MaaSはまだ普及途中の新しい概念ですが、既存の交通インフラ業界とデジタル技術が混ざることでマイカーに代わる選択肢になります。
まさにDXの例です!
また、MaaSには利用者の負担を減らす以外に、社会問題を解決するポテンシャルも秘めています。
それは交通手段の最適化による、都市の渋滞・環境問題、過疎化、高齢化が進む地域の移動手段創出、など多くの問題を解決できることです。
だからこそ、MaaSはSDGs11 「住み続けられるまちづくりを」の達成につながるんです。
他にも目標1 貧困に関しては、ビットコインなどを使えば自国の政策によって、大きく価値が乱高下する通貨を利用しなくてすみます。
また、目標4 教育に関しては、オンラインでの授業が広まることで、どこの国でも最高に優秀な教師から学ぶことができます。
このようにDXが進むことで、多くのSDGs目標を解決することができるんです。
MaaSについては、「SDGs11 達成に向けた取り組みMaaSについての記事」などでも詳しく解説しています。
インフラ業界のDXに対する取り組み
海運業界と3Dプリンタ
3Dプリンタとは
3Dプリンタって知っていますか?
3Dプリンタとは「機械が材料を重ね合わせることで、デジタルデータを立体的なオブジェクトに変換するデジタル技術」です。
この3Dプリンタが作れるものは、プラスチック、ガラス、幹細胞、チョコレートなどがあります。
3Dプリントを使うメリットは以下のようなものがあります!
- 設計、製造が早い
- 複雑な構造を一体物として作成可能
- ムダな原料を出さない製造
そのため、3Dプリンタ技術にはSDGs 12「つくる責任 つかう責任」などの解決につながるポテンシャルを持つんです。
川崎重工
海運業界の船舶部品を作っている川崎重工の取り組みについて説明いたします!
川崎重工は2020年にシンガポール海事港湾庁が進める3Dプリンタ活用プログラムに参加しています。
そのプログラムでは舶用部品向けに3Dプリンタの活用を推進しています。
川崎重工は、このプログラムを通して、船がもしも突然壊れた時、すぐに対応できるようにするため、
3Dプリンタで船舶部品のスペアパーツを作る研究をしています。
もしも、この取り組みが成功したら、故障で船が動かない時間を削減することができ、予備で船を持たなくてもよくなります。
また、スペアパーツの在庫も大きく減らせるでしょう。
その結果、ムダな原料を使わずにすみ、SDGs12「つくる責任 つかう責任」を達成できそうですね。
航空業界や鉄道業界にも水平展開できそうで楽しみです。
海運業界に関しては「海運業界についての記事」でも詳しく解説しています。
電力業界とバッテリー技術
バッテリー技術とは
バッテリー技術が、SDGs7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、13「気候変動に具体的な対策を」などを解決するポテンシャルを持っているって知っていましたか?
上記2つのSDGs目標を達成するためには、火力発電から再生可能エネルギーによる発電への移管が必要です。
しかし、再生可能エネルギーには発電量が不安定であるという課題があります。
例えば、太陽光発電は雲の量によって、風力発電は風の量によって、発電量が異なっています。
天候が悪かったため、今日は電気が届きません!じゃ困りますよね。
そこで、必要になるのが強力なバッテリーです。
強力なバッテリーさえあれば、再生可能エネルギーによる発電量が多い日に電気を蓄えておき、発電量が少ない日に蓄えていた電気を利用することができます。
だからこそ、バッテリー技術の向上は、SDGs目標を達成するための手段になり得るのです。
ちなみに、技術革新のおかげで、現在火力発電よりも再生可能エネルギーを利用した発電の方がコストは安いです。
そのため、強力なバッテリーが誕生すればコスト削減にもつながるんです。
九州電力
九州電力は2022年4月から建設機械向けにバッテリー販売を始めました。
事業内容としては、電気自動車用の強力なバッテリーをショベルカーやベルトコンベアなどの
建設機械それぞれに合うようにカスタマイズして販売をすることです。
その結果、建設機械を電動化して、二酸化炭素排出量の削減につなげることを目指してるんです。
これらの取り組みが進めば、SDGs13「気候変動に具体的な対策を」の達成に近づくことができますね。
電力小売自由化などの流れによって、まさに変換期である電力業界にあって、多くのことに挑戦する九州電力は本当にすごいなと感じます。
二酸化炭素削減に関しては「カーボンニュートラルの記事」でも詳しく解説しています!
まとめ
今回の記事ではSDGs目標達成方法「DX」とは何かについて説明してきました。
今回説明したのは以下の内容でした。
- DXとは何か
- インフラ業界のDXに対する取り組み
DXとはデジタル技術を使って、新しいことを生み出したり、既存のものを改善することでしたね。
そして、DXを推進することはSDGs目標の達成につながることも理解していただけたと思います。
また、今回は川崎重工と九州電力の具体例をあげて、インフラ業界のDXについても解説しました。
ぜひ、今回の知識を使って、面接前に志望企業のDX取り組みを調べていただきたいです。
そして、ぜひ面接の場で取り組みについて理解していることを伝えてみてください!
採用側は会社の未来を担ってもらう就活生にDXの推進を期待しています。
その期待に応えてみせることを伝えることは大きなアピールになりますよ!!
また、SDGsに関しては、「SDGs5 ジェンダー平等に対する面接対策記事」「ESGとSDGsの関係についての記事」などでも詳しく解説しています。
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インフラ業界については「インフラ業界についての記事」「インフラ業界優良企業ランキング記事」でも詳しく解説しています。